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間取りのご要望で必ずみなさまからいただくご要望は「収納を設けたい」です。
収納はあればあるだけよいと考える方が多いかもしれませんが、収納は適切な場所に適切な広さで設置しないと、その床面積分の効果を最大限発揮することはできません。
例えば6帖の四角い部屋があるだけでは、無駄な通路が存在したり、床付近は使えるけど、天井付近の空間は無駄に空いてしまうなどの状況になったりします。
では、どのように収納スペースを設ければよいのでしょうか。
まずは衣類の場合です。
「洗濯→乾燥→たたむ」という作業のあとの「しまう」という作業をどこでどうしたいでしょうか。
乾燥が終わったりたたみ終わったものは、その場から一番近いところにまとめてしまいたいでしょうか。その場合はファミリークローゼットがおすすめです。
またその場合は通路スペースが出来るだけ少なくなるよう、間口(クローゼットの幅)を柱から柱までの距離1820㎜で設計すると、写真のように左右にハンガーや枕棚をセッティングできます。あとは必要な分量に合わせて奥行で調整します。上記の写真は3帖のファミリークローゼットの様子です。1区画で一人分というように分けて計画しました。また天井近くが無駄にならないよう、枕棚を設けて箱ものや季節外のものをしまえるようにしています。
こちらのファミリークローゼットは、枕棚の高さを床から2mの高さにし、ハンガーパイプを2段にすることで、上段には大人の衣類を、下段にはお子様の衣類を収納するようにしています。広さは1枚目と同じ3帖となっています。
ご家族構成や衣類のボリュームによって、クローゼット内部の構成は細かくカスタマイズすると、収納力がUPします。
洗濯機上部は、洗剤を置く・下着やパジャマを置く・未使用のタオルを置く・使用済みのタオルを置くなど、ご家庭によっておきたいものは様々です。写真にあるようなアミかごであれば、中身も見えてよく使いたいものの位置が一目瞭然で使いやすくなります。
また洗濯機上部にハンガーをぶら下げておくためのハンガーパイプを設置するなどもお勧めです。
洗面化粧台の付近に、見せる収納としてあると便利なニッチ。写真のように同じ大きさのタオルを収納したり、飾り棚として活用すれば、使い勝手もよく見た目が綺麗にみえる収納になります。
パントリーなど、生活感が出てしまいがちなものを収納する場所には、同じ大きさ・同じ色・同じ質感の箱にしまうと、整理整頓も容易にできて在庫の有無も把握しやすくなります。またラベリングするなどで家族全員が分かる収納にすると、家族全員が収納しやすく取り出しやすいパントリーになります。
収納は、ものの置き場(住所)をきめてあげるとよいです。また、置き場を決める際には使いにくい場所ではなくてそのものが使いやすい場所である必要があります。間取りを決める際には、持ち物とその分量、それをどこで使うかを検討すると、住んでから片づく住みやすい住まいにすることができます。
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