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「借景」とは遠くの景色を庭の一部であるかのように利用した造園法のことです。
京都の庭園を参考に見てみましょう。写真の中央の池の部分と、そのすぐ後ろの色づいた木々は庭園内のもの。さらにその後ろにそびえる山の緑は、庭園の敷地の外にある実際の山です。この山と庭園との境目が分からないように上手く庭を造っているおかげで、広い庭園がより広くどこまでも続いているような、そんな印象になります。
この庭を腰付障子越しに畳の部屋から眺めていると時間が経つのを忘れてしまいそうです。
(写真:天龍寺/曹源池庭園)
住宅を設計する際にも、窓からの景色はとても重要です。窓を開けたら「お隣の方と目が合いました」というのでは、せっかく窓をつけてももったいないですね。周辺に素敵な景色があったなら、大きな窓でも小さな窓でも、その景色を切り取るように窓を設けてみてください。
またもし借景窓を設けるなら、おすすめは「北向きの窓」です。日の光を求めて南に窓を設けることに意識を傾けがちですが、南向きの窓からは植物やものの影側を常に観ることになります。それとは反対に北向きの窓からは、太陽の光を燦燦と浴びたキラキラ輝く木々や景色を観ることができます。土地を検討する際は、是非敷地の北側の景色もチェックしてみてくださいね。
(北の窓から遠くの山々と青い空、緑の茶畑を望む)
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